Repairing | その1 | その2 | その3 |
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『修理・作り直し』 | ![]() |
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![]() | 当工房作 銀ブルートパーズ 二重小花指輪 岩手県立美術館のミュージアムショップ「ガレリーナ」で販売されました。 購入希望者の指に合わなかったのでサイズ直しです。 宝石を留めている覆輪の横を糸ノコで切り、石を外します。 |
![]() | 石を外し終わった後、希望のサイズにします。 大きくしたい場合は不足分の銀を足し 小さくするときは、余分を切り取りロー付けをします。 ロー付け部分を整形し、サイズ確認をします。 腕の中央にその作業結果が見えますね。 バーナーで熱を加えて制作時に付けた銀ローを半解かしします。 加熱しながら指輪から覆輪を引き剥がします。 |
![]() | 外した所の銀ローの滓を徹底的にヤスリで削って 次は、制作時と同じように覆輪を作ります。 その時、削られて空間が広くなった可能性を考慮し前より少々大きめになるようにします。 それを前と同じ場所に、同じ傾きでロー付けし直します。 |
![]() | 加熱・ロー付けで出来た酸化皮膜や溶けたフラックス等を希硫酸で洗い流します。 宝石を留め直して磨き仕上げします。 元のように いぶし銀仕上げにして(硫化させる) 研磨剤で黒変の色合いを整えて終了です。 本来なら銀製品に宝石等 熱に弱いものが入っている場合 熱加工が必要なRepairing・Resizeはお断りしますが 当工房作品の販売時に限って、無料で行います。 あんべの作品でしたら、年数が経っても有料で全てやりますが 他者作品は 物を見せていただき 細工料を見積もって納得するなら行う場合もあります。 参考までに、この作業に延べ8時間かかりました。 |