黒森神社




鬱蒼とした木立の中 黒森神社参道


宮古駅から西に3km。標高310.6m黒森山の山腹に黒森神社がある。
この山には樹齢1000年をこす巨木があり、すさまじい落雷のあとを残す翁杉・婆杉は、
太平洋に出た船からは格好の目印となり、古くから農業・漁業に従事する人達の厚い信仰を受けてきた。
古来から修験者の霊場となり、黒森大権現・黒森薬師観音などと呼ばれてきたが、
明治維新の廃仏毀釈によって、黒森神社となった。
祭神は
須佐之男命(すさのおのみこと)
大巳貴命(おおなむちのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)
の三柱となり、古来から伝わる多くの貴重な宝物を失ってしまった。




左隅に ひっそりと「山神さま」


神社の社殿は、嘉永3年(1850)に再興されたもので、



北東北には類のない建築様式である。



黒森神楽保存会事務局 川原田さんの説明によれば



江戸時代の資料には、建久元年(1190)の棟札があったという記録が残されています。
現存するものでは、建武元年(1334)の鉄鉢、応安3年(1370)の棟札があり、
今の社殿より一段下に、前の社殿があったと伝えられている。
その跡前に、萱 樅 などの巨木があり、この樹も相当な年数を経ていると思われます。




萱 樅 などの樹木が、社殿建立の時に植えられたとするなら、黒森神社の歴史は変わるでしょう。


二日目の記念撮影

このように地域信仰に守られてきた黒森神社は、田村麻呂・是津親王・長慶天皇や
平泉を脱出した源 義経の、北方逃避行にまつわる伝承を持っています。
こうした伝承は古くから研究され、近代にも郷土史家によって研究が進めれたが、
まだまだ多くの謎を秘めている。それは、他の古い神社と同様に興味深い。
この神社は「黒森神楽」で有名です。その神楽については後日。

ここで黒森神社に関するエピソードを数話。

神社のある山(黒森山)は女人禁制だった。このような話も・・・

 




前出の川原田さんから頂いた「牛王宝印(ごおうほういん)。代々伝わる木版で刷って下さいました。


右に「黒森」の文字が見えます、「黒」は宝珠をいれた唐櫃、又は燭台。
これを水産物の面から解釈すると蛸。「森」はカモメかウミネコ。
中央は、昆布を表すらしい。岩手大学の森毅教授が解析して下さったとか
左は「山に宝」。「山」はオットセイ、「宝」は竜神。
(一説には、女性のお尻と男性のシンボル・・・なるほど なるほど・・)
この「牛王宝印」は神聖なものです、疎かにしてはいけません。大事にしましょう。
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