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「縄文研究会」東京で誕生

発行 えみし学会事務局
2001年 3月11日

縄文文化入門の手始めに
蝦夷とアイヌの違い、 岩手を中心とした 馬や 鉄の歴史・文化を学ぶ 縄文研究会参加者

東京・神田錦町の 学士会館


岩手日報 2001-2-28
夕刊

アテルイ、えみしの文化見直そう
「縄文研究会」東京で誕生 岩手を応援 探訪旅行も

 【東京支社】アテルイ、蝦夷(えみし)を通じて縄文文化を見直そう と首都圏在住の出版関係者、 弁護士らが市氏団体「縄文研究会」を旗揚げし、勉強会を始めた。

 発起人たちは「蝦夷の地である岩手は、文化的に遅れた地域といわれてきたが、
それは中央権力者の見方でつくられた歴史だ。蝦夷の側に立って歴史や文化を見直そう」
と呼び掛ける。本県にとって心強い応援団になりそうだ。

 研究会は編集制作会社社長の守屋汎(ひろし)さん(56)=横浜市在住=や
祖父が宮古市出身の弁護士西垣内堅佑(にしがいと・けんすけ)さん(59)=東京都港区=らが
友人、知人に呼び掛けて動き出した。
 初の勉強会は先週、都内で開かれ、約五十人が参加。
えみし学会(事務局盛岡市)会長で蝦夷研究家の柴田弘武さん(69)=千葉県我孫子市=を講師に 蝦夷の歴史、優れた馬を育て供給した風土、蕨手刀(わらびてとう)と本県の鉄の文化などについて学んだ。

 参加者の一人のエッセイスト太塚ひかりさん(40)=東京都杉並区=は「東北は後進地域と思っていたが、 やはり中央によってつくられたイメージではないかと思う。馬と人が共生してきた岩手の文化にも興味をひかれた」と認識を新たにした様子。
 研究会を呼び掛けた守屋さんは「生きとし生けるものすべてが共に栄える万物共栄の孝えに転換するのが二十一世紀。 そのためにも縄文文化を見直したい」、
西垣内さんも「アテルイ、蝦夷の歴史、縄文に対する人々の関心はかなり高い。来年はアテルイ没後千二百年でもあり、首都圏から岩手にエールを送りたい」と構想を練る。

 今後、月一回のペースで多彩な講師を呼んで勉強会をするとともにアテルイとゆかりの深い本県や三内丸 山道跡のある青森県などへの探訪旅行も考えている。

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