山形村 えみし文化ゼミ
えみし学会(柴田弘武会長)の第十回えみし文化ゼミナールは25、26の両日、学会発祥地の山形村で開かれた。

学会設立の中核となった同村在住で副会長の長内三蔵さんが八十歳になったことを記念し、節目のゼミナールを同村で開催。会員の研究発表などが活発に行われた。
同村川井の山村文化交流センター〈おらほーる〉で開かれたゼミナールには県内外から会員ら約五十人が出席。
北上市立「鬼の館」館長も務める 門屋光昭 盛岡大教授が基調講演。
会員の中野嘉弘さん〈札幌市〉が「百済と久原」、長島節五さん〈横浜市〉が「山伏とアミュニズム」と題して発表した。
同村下川井の城内タヨさんが、地元で語り継がれてきた昔話を披露。
同村の民話は遠野民話をしのぐともいわれており、城内さんの、時にはユーモアを交えた絶妙の語り口が会員を魅了した。
同学会は、民衆の立場から文献史学や考古学、民俗学なと総合的にえみしの歴史を研究することが目的。
長内さんら数人が中心となって十年ほど前に準備会が発足。
四年前に学会として正式発足し、県内や秋田、北海道、東京、神奈川などに計約六十人の会員を抱えるまでに成長した。
長内さんは「まだ一般的には知られていないが、エコロジーや心の大切さが叫ばれている時代。学会の活動を通して滋味ある社会づくりに協力したい」と意欲を新たにしている。
尚、画像は「えみし学会 事務局」が撮ったものに差し替えています